reservoirって英単語

reservoirって英単語

納豆好きのなっとです。

【STORY】一次面接

 

本記事の趣旨

こんにちは。なっとです。

 

 

 

今回は前回の続き!前回の記事を見ていない人はチェックしてみてくださいね。

 

「「「前回の記事」」」

def-norma.hatenablog.com

 

では、さっそく。

 

 

 

はじめての採用面接

 

筆記試験の合格通知と共にきた一次面接の案内。これが採用面接としては最初の面接だった。11月に行われた一次面接は他の企業と比較しても圧倒的に早く、対策までの時間がなかった。しかし、そうも言ってられない。とにかくエントリーシートを何度も読み返し、エントリーシートに書いたことだけでなく、面接のストーリーを頭の中でシミュレーションした。

 

面接当日。久しぶりのスーツに慣れない。

 

「ネクタイだる」

 

私は、ネクタイが本当に嫌いなのである。息は詰まるし、喉に負荷をかけているようにしか思えない。そういえば昔、他の企業でスーツ指定のインターンシップで「リラックスして聞いてください」と言われたが、ネクタイありスーツありでどうやってリラックスしろと?それ以降、その企業は志望していない。話がそれたが、ネクタイ嫌いな私がネクタイをして面接会場に向かう。これ自体が相当なストレスなのだ。面接はもはやどうでもいい。ネクタイという文化をどうにかしてくれ。

 

面接会場に向かう前、少し時間があったので駅前のカフェに入った。私は、コーヒー好きだ。こんな状況だと味も変わってしまいそうに感じるが、コーヒーを飲む時間だけは至福の時間なのである。いつもと味は変わらない。そんなこんなで時間も経ち、会場へと向かった。

 

会場につくと聞いたことのある声が聞こえる。

 

「あ、こんにちは!」

 

 一次面接の時も迎え入れてくれた人事の方だ。

 

「じゃあ、こちらに座ってください」

 

言われるがままのロボットになった気持ちで静かに席に着く。ここで心拍数が上がっていることに気付く。

 

「本日は弊社の一次面接にお越しいただき誠にありがとうございます。早速ですが、本日の流れをご説明させていただきます。まず最初に・・・」

 

丁寧な説明だったことは覚えているが、正直緊張しているせいであまり覚えていない。

 

「・・・という流れになります。時間までこちらでお待ちください。」

 

ほとんど頷いていただけだったが、面接の流れが書かれた紙があり、それ通りにやればうまくいきそうだ。カフェで時間をつぶしたのにも関わらず、ずいぶん早くついてしまい、ここでも最後にエントリーシートの内容を確認する。面接まで15分。緊張していたせいか、ここの15分はとても長く感じた。もっと言うと、エントリーシートをこの時点で見ても何も考えられるはずもない。エントリーシートは真っ白な紙と同然だ。文章は書いてあるがぼーっとしているだけである。

 

「○○さん、そろそろ面接のお時間ですので準備のほどお願いします」

 

時間だ。ここまでくると大丈夫な気がすると謎の自信が出てくる。指定された方法で面接会場の扉をノックし、扉を開け、面接が始まるのであった。

 

部屋に入ると面接官は3人。着席した後、自己紹介・自己PRをして面接が始まる。質問内容は様々だった。学生時代力を入れて取り組んだことは何か、研究をどういう風に活かせるか、興味のある業界はどこか、なぜ博士に進学しなかったのか等。ほとんどが詰まることなく回答することが出来た。面接は自分のイメージ通りだった。

 

「たぶん、受かった」

 

久しぶりの面接に、100点の面接ではなかったものの少なくとも筆記試験よりは自信があった。あれだけ緊張していたのにも関わらず、面接が終わると笑顔だったからである。なにかを掴んだ感覚があった。

 

数日後、合否結果がきた。あれだけ自信があったのに、いざ結果を見ようとすると不安になる。人間の心理なのだろうか。そして結果を見る。合格だった。同時に最終面接の案内もきた。ついに採用面接の最終盤となり、再度気合いを入れなおすのであった、、、つづく。