前に進むということ
本記事の趣旨
こんにちは。なっとです。心が疲れたので整理も兼ねて書いてみました。誰かに読んでもらいたくて書いたわけではないのですが、何となくいつでも振り返られるように誰にでも見られる形で書き留めておきたくて。
気分を害する可能性がありますので読むのは自己責任でお願いします。
エンジニアからのジョブチェンジ
私は、前回記事で書いたように社内SEをやっていました。世の中にはいろんな職種がありますよね。営業、設計、研究、事務等。実は、社内SEって全部やるんです。ほんとに、全部。やってる側は、駒のように扱われます。
昔、派遣でライブスタッフバイトをやったことがあります。その時は、自分に番号に割り当てられて、仕事が回ってくると番号で呼ばれるんです。ここは刑務所か?って思いました。窓もない密室で待たされてましたしね。
仕事をしながらこの時のバイトの記憶が蘇ってきました。仕事内容は、あらゆる領域に手を出してるので、もちろん仕事量は膨大です。新しい仕事があると、人を増やされて「やれ」と言われます。何も説明無しに。それを上司は「いい経験になるから」といいます。更には、それを周囲に相談すると「どの会社だってそんなことはある、みんな経験してる、気持ちはよく分かる」と言います。何が分かるんでしょうか。じゃあ代わってくれよ。
入社前に説明された仕事とはまるで違う実情。ある程度のギャップがあることは承知ではいましたが、それでも違いすぎる。職場では、毎日喧嘩が聞こえます。「これ前言ったよね?」「こんなものも分からないのか?」「これなんでおれがやらなきゃいけないんだよ」何回聞いた言葉でしょうか。風通しの良い職場ってそういうことですか?
ある日、上司にこの仕事のやりがいとか面白みってどんなところですか?と聞きました。その答えは、「んー、ないね」と。
この言葉を聞いてから自分の仕事に対して誇りを持てなくなりました。同時に、この仕事を頑張ることに対して馬鹿馬鹿しくなりました。みんな表面上ではやる気があるように見せてるんです。でも蓋開けたら夢を持って働く人は誰もいない。
私は、自分が嫌になりました。どうしてこんなところを選んでしまったんだろうと。
私の性格の話をします。私は、これまであらゆる選択肢を頭で整理し、最もはっきりイメージできる、良い方向に進むであろう選択肢を取ってきました。自分の能力や周囲の環境、将来性、リスク管理など勝手に頭でやってしまうんです。就職活動中もその思考で進めていました。しかし、就職活動は不確定要素が多く、大事なところを決めることができなかったんです。はっきり言って、「見えなかったんです。」
最終的には、挑戦も価値があると思って不確定要素が拭いきれないまま、会社と職種を決めました。私は、この時の選択が違っていたら、、、と思うことがよくあります。
終わってしまったことはもうどうしようもありません。だから、今できることをやりたいと思ってこれまで仕事に向かってきました。夢を持ってね。
だけど、ここまで書いてきたように上手くできなかったんです。上手くしようとしてたのかもしれないですが、それでも何か「自分の中での大切なもの」が失われてしまいました。具体的には言い表せないのですが、ぽっかりと穴が空いた感覚です。
そして、私は当初から目指していた人事職へのジョブチェンジを決意しました。ただ、それもきっと簡単な道のりではないでしょう。正直、自分の精神がすり減りすぎて、人事へのモチベーションも無くなってしまいました。言い訳だと言われるかもしれませんが、言い訳でもいいです。何も出来なくなりました。
それでも前を向かなければいけません。夢を持って働くことを続けないとまた今のようになってしまうと思ったんです。
少なくとも今は、ジョブチェンジすることが最も「見える」選択肢であることは間違いありません。少しずつ前を向いてみるか。